TV会議システムは、TVと名がつくものの、放送局が来るわけではなく、単なる「TV電話」です。
電話機能の延長なので、時に音声が途切れたり、映像が乱れたり、ということがあるわけで、主催者としては大変に緊張する会議になります。
今日の会議は「幹部会」というタイトルで偉い方が大勢集まるのですが、機械操作にうといおじさん達が「クマくん頼むよ」で、それで
スクリーン裏で機械とにらめっこしているわけです。
もしも映像が乱れたら、・・・、ご想像通りです。大勢の冷たい?あたたかい?視線を受けながら四苦八苦するわけです。ああこわい。
ところで、今日のスペシャルゲストはこの方、北海道ではけっこう注目されている名物的な方です。
元社長さんだっただけあって公務員らしからぬ?気さくなお話しの仕方に思わず舞台裏から聞き入ります。
挨拶は大事です、いつも笑顔で、利益を出さなくてはいかん、お客様を大切に、
まるでスーパーの営業部長さんです。ときどき演歌を歌うなどし、身振り手振りで相手に自分の思いを伝えよう、という情熱が、背中ににじみ出ています。
日常的に鏡を見て笑顔を出す練習をするそうです。声に出して自問自答もするそうです。「そんな演技でいいのか」
市長という役を演じながらも数%の「自分」を残し、演じている「市長」に対して「それでいいのか」と問いかける。
舞台裏でクマくんも市長さんのお話しに合わせて笑顔を出してみました。
ふいに、テープレコーダーを点検に出版会社さんが現れて、・・・、ちょっと照れるクマくん。
人もくまも照れるときは、エンピツを動かしたり、机の上をかたずけたり、口笛を吹いたり、無意味な動作をしますよね。下手な演技で、・・・
市長さんはそんなところを誰かに見られても「恥」とは思わないそぶりを見せるんでしょうね。それは「演技力」ではなく、数%の「自分」なんだ、ということ、なんですね。
市長さんはお若いころ夕張の生協に就職したんだそうです。
何かとご縁がありますから、これからもいろいろと教えていただくこともあるかもしれません。
夕張もコープさっぽろもスマイルがあふれる社会を目指したいものですね。
とりあえず、会議が無事に終わってスマイルです。