昨年の暮から5本の映画を観ています。
何故かありがたいことに「ただ券」「割引券」など(観た全てではないけど)いただいてのこと。○○やは○さんからもいただきました、どうもありがとう。
①252
②K20
③地球が静止する日
そして、昨日の
④「禅」 ⑤「20世紀少年」です。
④と⑤は異なる映画館です。いずれも「観賞味期限」が超短いため贅沢してまとめて観に行っています。
「禅」は道元の生涯を描いた作品です。
「春は花 夏ほとどぎす ・・・」
の歌を歌った偉いお坊さんです。
「眼横鼻直」 (顔の見たまんま)とか、
「只管打坐」 (しかんたざ)とか、
北条時頼に「月を切らせる」シーンなどは
・・・なんとな~く、歴史の時間か、図書館の本とかで見たような内容も、
その崇高な「意味」は今もなんとなく「不明」です。
座禅を組めば深く悟れるのだろうか・・・。
それでも、見終わって清い気持ちにさせてくれます。この映画はおすすめです。
札幌市内では1箇所でしか上映していません。
そのあと「20世紀少年」を見るのは何となく180度ほどのギャップでしたが、
こちらはわかりやすく、マンガチックで面白かったです。
そしてこちらもある意味「宗教もの」です。
20世紀最後の日をクリアして第二章へと向います。
両者とも「大量殺戮(さつりく)」の場面がありました。800年の時を経ても人類はその野蛮を繰り返しています。やはり宗教では万人を救うことはできないのか。
それでも、心の中に仏を見出し、幸せになった人もたくさんいることでしょう。
道元役の勘太朗さんも高僧を見事に演じていましたが、
100%満足しているんでしょうね。
「国民全員、20歳になったら演劇で高僧を演じる」
そんな法律があればいいと思います。裁判員制度などするよりよほどいい。
はあ・・・、なんだこりゃ。
(「坊主頭」の意味だとは思います。お坊さんが勘違いしなきゃいいなあと思います。)
「春は花、・・・」
「・・・夏ほととぎす、秋は月、
冬 雪さえてすずしかりけり」
帰り道は小雨で、
「雪さえて」という情景ではありません。
地球温暖化の現代を道元が見たら何と詠むんでしょうね。
それでもきっと、あるがままを受け入れるんだろうなあ。
20世紀の少年達は奇跡的に21世紀を生きている、
試練は続いているけど、それぞれの「禅」を探しながら生きているのです。