生活協同組合コープさっぽろで、安心生活はじめましょう。

ホーム > ひとりごと > | クマ日記 > クマさんダイアリー:あかしあの花が咲く頃(続き)

クマさんダイアリー:あかしあの花が咲く頃(続き)

 

続いた続き 30年前
 

半信半疑で食べたどんぶりご飯は案外おいしくて

Dscf3054 浜で食べた焼き芋もおいしかったなあ。
 

しばらくドライブをして、

なんだかとてもとてもねむたくなってきた。
 

丸一日夜更かしした次の日みたいに頭がボーっとして...、

晩御飯はお好み焼きで軽く済ませることになりました。
 

とあるお好み焼き屋さん。

あちこちで立ち上る煙とはずむ声。レトロ、って言うの?飾り付けが昭和っぽくて、いい雰囲気だくまあ。鉄板のこげるにおいがまたお祭りの出()店から漂うニオイで、楽しいなあ。

Dscf1607 ?隣の二人組は何なんだろう。ひとりがペラペラ喋って、ひとりが熱心にメモを取って、

なかなかお好み焼きを焼こうとしません。ま、いいか。
 

クマくんはお好み焼き屋さんでお好み焼きを作るのが苦手です。

ありゃあ、豚肉より先に生地がこげてきちゃった。くまみちゃんは何度か経験があるので、それなりの形でおいしそうな色になってきて、と、
 

シャカシャカシャカシャシャシャ...
 

急に立ち上がった隣組のひとりが、すさまじいスピードでボール()の具を混ぜ始めました。
 

シャカシャカシャカシャシャシャ...
 

まわりのお客さんもおしゃべりをやめてそちらに注目しています。
 

P1010098 シャカシャカシャカシャシャシャ...
 

さっきから"熱弁"していたそのおじさんは、50歳くらいかなあ、メガネをして髪はモジャモジャ、一見大学の教授風です。
 

シャカシャカシャカシャシャシャ...「...っと、このくらい混ぜると里芋もねっとりしてくるんだ」そういいながら、椀から具を鉄板の上にサッと落とし、平らに円く整えます。

すごくキレイな円。そして、手際のいいこと!
キャベツはひとかけらもテーブルに落ちていません。三度、四度、ひっくり返すのも上手!
Dscf1606火を止めて「さあ、できた」ソース、青海苔をかけ、テーブルを布巾で丁寧に拭き、椀やスプーンを脇にかたずけ、皿にお好み焼きをもって、固唾を呑んで見守っていた相手に割り箸と小ベラ、お冷を添えて差し出すと、まわりのお客さんから拍手が沸きました。
 

得意満面な顔であたりを見回しながら席に着くと、向かいに座っていた男は「いやあ、さすがです...」などと言ってしきりにうなずき、色々な質問をしているようでした。

「手の角度がこうだから、皿を置く場所はここで、立つ姿勢は...」教授風の男が説明をしています。
 

Dscf0953 あたりの話し声やお好み焼きや焼きソバが焼ける音で何を話しているのかよく聞き取れないけど、クマくんは興味深々で自分のお好み焼きのことも忘れかけて、聞き耳たてていました。
 
ふと、鋭い視線を感じて、くまみちゃんの方を向くと、!!

見たこともないような恐ろしい熊()相でくまみちゃんは"教授"をにらんでいます。
 

...くまみちゃんの人を見る目は確かです。あの教授は多分あまり「熊が好んでいい」人間ではないんだ。そう思い、気を取り直して食事にかかろうとすると、

店の入口で店員さんと何か話していたコートを着た男三人組がこちらへやってきて、教授の前に立つと「すみません、別席へ移動願えますか」
 

警察手帳...。どうやら刑事さんらしいです。
 

「逮捕状持ってきたのかい」

「いえ、任意同行を」

「営業部長、ど、どういうことですか」あわててメモの男が立ち

「私はここの店長です。こちらは営業指導をしてくださっていた先生で...」
 

どうやらメモ男は、"教授"からお好み焼きの指導を受けていたこの店の店長で、コート姿三人のうち一人は上司のようです。メモ男の話をさえぎって部長が

「店長、この男はワルトノと言って、コンサルタントの偽者だ。この男が入った会社は何件も何社もつぶれている。」

「はっはっはっは、偽者とは恐れ入ったね。私ほどの指導者はいないのになあ。まあいい。話を聞いてやるよ。店長、またくるからね~。」
 

P1000602 三人と二人は店内からいなくなり、なんとなくざわついた店内も元通り楽しい会話と、ジュージューという焼き音と、ジャズのリズム。

でもくまみちゃんはそれから終始うかない顔で、二人とも無言のまま、食事を終えると、まっすぐねぐらに帰りました。
 

ねむい。
 

今日は朝からとてもねむい日でした。ブログを書くのは明日にしよう。明日あたりは雪が降りそうだから、道路交通情報くまネタでいいかな。くまみちゃん、朝まで起こさないでね。また踏んずけたらいやだよ...

「ムギュウ」

ガオー(あ、クマくんごめんね)
 

ふとももあたりをくまみに...、いや、くるみに、...え、...そう、
くるみに踏まれ、

私は起き上がった。洞穴の中。くるみが冬眠に入るのを見ながら私もついつい冬眠するところだった。何か夢を見ていたような...。
 

ガオー(クマくんまだいたの。起こさないでね。)

くるみは洞窟にセットした棚からアカシアはちみつを取って、小脇にかかえて

グゴゲガゴー、グゴゲガゴー、

かわいいいびきをかいて眠りはじめた。
 

P1010053P1010050  アカシアはちみつはコープブランドでは根強い人気を誇る商品だ。花の種類で言えばれんげから取れる蜂蜜が最も美味、
との話もある。れんげはかつて畑の肥料になるとされ、本州ではどの農家でも植えていた花だが、れんげを植える農家がめっきりP1010048P1010051減ったため、  
代わってあかしあの蜜による養蜂が盛んになった。
 
あかしあの蜜はさっぱりしていてしかもコクがあり、料理にも、"そのままなめて"もおいしく、日本人向けかもしれない。
 

(外国のクマは何はちみつが好きなんだろう?)

P1010049_2Photo_7 
コープのアカシアはちみつは季節を問わず年中よく売れる品で、ボトルも3サイズ用意されている。
 
 
 

洞窟の棚にはビッシリとアカシアはちみつ。
 
「毎日
1
本ずつなめるつもりかなあ」 
 

? はちみつと並んで古びた木箱がある。はちみつと同等の、何か大事なものだろうか。これは...。
 

中をあけると、金属の板が入っていた。「どこかで見たような...。爪とぎに使うのかな。」木箱を元に戻し、ランプを消し、「おやすみ」とつぶやいた。
 

洞窟の扉をしっかりしめ、通路を歩いてエレベーターを降り、管理人室を尋ねた。P1010010 ここは20階建てのビルで、洞窟は1000以上が万全のセキュリティシステムで管理されている。

くるみの洞窟スケジュールを見ると、[起床日] 年賀状書き・冬至・天皇誕生日・クリスマスイブ...そして毎土日...。
 

Dscf2789 「起きてる日の方が多いんじゃないかね」管理人さんと二人で苦笑い。クマは天然記念物として政府から厳重な保護を受けている。

「人間の監視下にあるクマはもう野生とは言わないんだろうね」

「そりゃあ、30年前に知床が世界遺産になった頃からそうなのかもしれんなあ」
 

P1010061 外は雪。少し風が出てきた。コープの店でお弁当でも買おうか。
 

頑強そうな門を抜け、柵横の歩道ですれ違う警備員さんに会釈をすると、「お気をつけて」と声をかけられた。「どうも」

しばらく歩いて、ハッとして振り向くとその警備員さんの姿は見えなくなっていた。

(ヤッター隊長?まさか...)

なんとなく耳に残る声。「また来るからね~」
 

聖者が街を訪れる頃。冬の使者に木枯らしの吹く街が包まれていく。
 
(このお話しはフィクションです。)

http://www.oisi-blog.jp/2007/08/post_0974.html(ちぇっく)

http://www.oisi-blog.jp/2007/11/post_cd94.html(ちぇっく)

http://www.oisi-blog.jp/2007/12/post_f414.html(次へ) 
 

コメント: 0

コメントフォーム

誹謗中傷や悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために投稿された全てのコメントは一時的に保留されます。また、コメントの投稿について、詳しくは「ブログの使い方」ページをご覧ください。

Insert Emoddy tag

ホーム > ひとりごと > | クマ日記 > クマさんダイアリー:あかしあの花が咲く頃(続き)

ブログ内検索
お気に入り・フィード購読
個別バナー
ページ一覧
QRコード
携帯でもおいしいブログ
http://blog.todock.com/mt4i/oisi/
新着写真
  • IMG_8143.JPG
  • IMG_8141.JPG
  • IMG_8138.JPG
  • DSCN0225.JPG
  • DSCN0236.JPG
  • jn05#025.jpg
HELPバナー
共通バナー
Google アドセンス

ページの上部へ