- 2009年10月 2日 05:00
- 農業賞
知床の海は流氷がもたらしてくれた豊かな海です。その流氷は遠くロシアのオホーツク海で凍り、潮に乗って北海道に流れ着きます。流氷は海の栄養もたくさん運んできます。このことが昆布、鮭、ほっけなどの品質評価につながっています。
こんにちは。かかしひろとです。
第6回コープさっぽろ農業賞の現地審査もいよいよ大詰めです。9月9日の未明。漁業大賞部門にノミネートされた羅臼町漁業協同組合(田中勝博代表理事組合長)を訪問しました。
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羅臼昆布に関するH.Pを見ていたら興味深い説明がありました。その説明を要約すると
①羅臼昆布が取れるのは、知床半島南東側の羅臼町周辺長さ75kmほどのとても狭い範囲だけです。海の深さと潮の流れの違いで取れないそうです。
②北海道には昆布の有名産地がたくさんあります。その知床・羅臼の海は、日高昆布、利尻昆布、茅部など、羅臼以外の昆布が取れる海とどう違うのか?。
③流氷が流れ付く海で昆布が取れるのは羅臼昆布だけという点です。その流氷は遠くロシアのオホーツク海で凍り、潮に乗って北海道に流れ着きます。流氷は海の栄養も運んできます。そして羅臼の海に2ヶ月ほど滞在して又流れ去って行きます。このときに海の水が一気に入れ替わり綺麗で栄養豊かな海に変わります。
④流氷が流れついている間、羅臼昆布は海の底で流氷に流されないようにしっかりと根を下ろします。昆布の表面がツルツルしているのは流氷に昆布の体を持って行かれないために羅臼昆布が自衛するためにツルツルになっているのだそうです。
*この表現にはなぜか説得力があります。野菜の中には寒さから身を守るために、体中の水分を凍らせないように、じっと呼吸を抑えて眠りながら糖分を高めるということがあります。
「そっか。昆布は植物だから野菜のようなことがあるかもしんないですね。」
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⑤羅臼の海のすぐ後ろには知床の山々が連なっています。世界遺産にも指定された自然のままの山々です。
⑥知床の山から何本もの川が流れていて羅臼の海へずっときれいで滋味豊かな山水を海へ運び込んでいます。この水が羅臼昆布を育てる大事な栄養を運んでいると考えられます。
*そういえば知床の太古の森林はずっと環境が維持されてきています。
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審査員の方々が定置網漁に出かけている間、漁協施設で羅臼昆布の教育・啓蒙用DVDを見ました。
DVDでは羅臼昆布は漁業者が1枚1枚洗浄するなどの13行程作業を経て出荷されるもようを丁寧に説明されていました。
口頭でほっけの説明もありました。ほっけの中でも「羅臼の真ほっけ」はブランドです。ほっけは、ほぼ一年中獲れますが、「羅臼のほっけ」は、水温の冷たい寒い場所で獲れるので、身の締まり脂のり型の大きさでシナモンが違うということです。
続く
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