- 2009年8月29日 05:00
- 働くかかし。
「千葉県八街市(やちまた)の榎戸(えのきど)の一部の地区は江戸時代の古くから開墾され、村が確立していた古村(こそん)」なのだそうです。産直点検で千葉県の八街(やちまた)産直会を訪れたとき、「八街(やちまた)特産の里芋」についてその栽培の歴史とこだわりが話題になりました。
そんなわけで、千葉県の北総台地の西のはずれにある、八街地区は古くから農耕地として開墾されており、里芋が栽培されていたということから話が盛り上りました。
八街(やちまた)は北総(ほくそう)台地のなだらかな丘陵地帯の西側にあり、八街(やちまた)地区の気候風土は南方生まれが原産の里芋の栽培に適しています。
八街地区は火山性黒木土という土壌特性で水持ちが良く、土が湿り気を帯びているそうです。それに雨も県内では多い方で、年間1294MLの降水量があります。年間気温平均も17度と北総台地では比較的に高い地域です。
高温、多雨、土壌の湿り気は里芋の原産地の特徴と似ています。
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古くからの研鑽し磨きがかかっている栽培技術。
江戸時代から当地で栽培されてきたという里芋だけに、生産者の里芋にかける熱意は相当なものです。
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八街産直会の石川早生の圃場。乾燥して表土が固くみえましたが靴が「ズボッと」はいるほどやわらかく、土に湿り気がありました。
①植え付け初期はマルチシートで地温を確保。
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②土壌水分を確保しての高畝栽培。
③水分の適切確保・かん水設備があり旱魃に対処できる。
④8月に生育を見ながら最適のタイミングで燐酸を追肥する技術。
⑤水分の適正確保と燐酸肥料の追肥は「ガリ芋(未熟等の劣質品)を少なくし食味が良くなる」ことにつながっています。
「④と⑤をきちんとするのが八街の生産者のこだわりなんです」と産地の方は自信をもって語っていました。
八街地区の選別は熟練した生産者さんがやわらかな小芋、孫芋をきちんと選びます。
石川早生は小芋、土垂は孫芋のみという選別の良さがあります。芽かきの傷が1箇所。皮をむいたときのお尻の色目が白いなどの特徴もあります。
生産者のお奨めは、ほっくりの石川早生は塩ゆでに。粒のそろえをよくして。ねっとりの土垂(どだれ)里芋は煮物に。
生産者から聞くまでは石川種は「塩茹で最適品」ということは正直、認識していませんでした。「小さめの粒の揃った、ねっとりしない早生の里芋は、"塩茹で最適品"」と聞いて、「なるほど。さもありなん。。。」と思いました。
これも生産者から聞いた特ネタです。
土垂(どだれ)の10gから20gの小粒は岩手の「ズボいも」と同様の食べ方ができます。これは規格外で市場には出ないといいます。地元では「おっぺし芋」(押すという意味)という郷土料理になっています。
一口知識
①混み合った状態を「いもの子を洗うよう」とたとえるのは、かつては桶の中にいもを入れて棒でかきまわしながら洗ったことに由来します。
②さといもには独特のえぐみがあり、皮をむくと手がかゆくなります。塩を手につけてむけば、かゆくなりません。
終わり
| 2007年12月16日 |
| 産地からこんにちは 八街産直会の里芋便り |
| 2008年4月9日 |
| 産直交流集会に参加した八街(やちまた)産直会(千葉県)斉藤さんからの便り |
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