これまで14戸あった集落が離農等で、平成10年には
北岡さん、五十嵐さん、鈴木さんの3戸となり、
何とか「町の人々が訪れてくれる集落にしたい」という思いと
「消費者にも一連の農作業を通じて、農業の持つ役割や使命を
知ってもらいたい」という思いから、この稲作体験農場を
7年前から始めたそうです。
この稲作体験農園は、北岡さん所有の農地20aを
23区画(86㎡)に分けて募集をかけて、
今年は21組(1組は人数が多いため3区画分)延べ120名が
田植え、草取り、稲刈り、はさがけ、脱穀…の一連の作業を
それぞれ責任を持って請け負ってもらいます。
(稲作体験農園:名札の付いている所から8列目までが、1組分。
皆さんほとんど毎週来て、きちんと管理しているそうです)
参加者は、老夫婦、外国人、学童保育など多様で、
始まった7年前から継続して参加している組が
6割もいる「固定客」となっております。
体験農園での収穫量は平均すると40~45㌔(玄米)ですが、ばらつきもあり、
中には100㌔も収穫した(反当り18俵?!)こともあったそうです。
(ウイットマンさん:カナダの方で日本に来て30年だそうです)
きたごりん(生産者)側も田植えや草取り、
収穫などのそれぞれの時期ごとに参加者に案内を出したり、
収穫の際には、収穫祭と称しておにぎりや豚汁を振舞うなど
の気配りもあり、毎年終了後、参加者からは、お礼や感じたこと
などを綴った手紙が来るとのことです。
「きたごりんファーム」の皆さんにとっては、
このような手紙は励みになるし、
また参加者との新たな出会いにより思いを伝える機会ともなり、
一方で、毎年キャンセル待ちが出るほどということをみても、
応募者である消費者の方も「癒し」や「自分で作ったものを食べる」
ことを求めているということが、話を聞いて強く感じました。
制度的には「市民農園制度」などが道内でも
多くの市町村にありますが、このような取組は、今だからこそ
そのような取組の充実が求められるのではないでしょうか。
(丘の上まで続く一本道。ほとんど車も通らず、
田んぼでの作業の合間に子供達が寝ころがるそうです。
私はすごくこの道が気に入りました。
右側に見える田んぼが体験農園)
