こんにちは。かかしひろとです。
7月31日、農業賞現地審査に同行し士別市の農事組合法人「北拓(ほくたく)」を訪問しました。お会いした代表の中川涼一さん(51歳)はエネルギッシュな人でした。。。。。。。。。
私たちの組織の名前「北拓」は「北北海道を農業で拓く(ひらく)」の意味で名付けました。この思いから、肥料や土作り、堆肥作りのための素牛生産、生食での出荷から加工品の製造、残渣物の堆肥への有効利用まで、一連の農業関連の産業を進めてきています。。。。。。。
(地域全体の農業のありかたを熱く語る中川さん)
「農事組合法人の北拓としては150HAの耕作面積のうち、100HAを大根に特化した大規模栽培をおこなっています。」
「それだけ大根の耕作面積が広いと、土づくりについて気になりますが、どのようにしていますか?。」
”この地域は畜産・酪農も盛んでその特性を活かした「地域循環型の農業」を基本にしています。堆肥の素性が明確になるように、年間3,000頭の肉用素牛を出荷するグループの法人があり、そこから畜糞を調達しています。それを農協の堆肥製造施設に入れ、17,000トンの堆肥を作っており、その堆肥を使用しています。堆肥の由来がわかることが大事です。それを基本に土の安全に心がけています。”
(大規模に大根を栽培し、ユーザーの使用用途にあう品種を選択することで、収穫を機械化することができました。)
”また、20~30haと全体の約1/5の畑に作物を作付せず、緑肥(燕麦、ひまわり)を播き、すき込むことで、連作障害を回避し、堆肥投入と合わせ、徹底した土作りをおこなっています。それに加え、ぼかし肥料やホタテ貝由来の粉末を畑に播くなど、化学肥料を慣行の50%以下に抑えた栽培水準になっています。”
「農薬についてはどうですか?」
”塩狩峠から北の当地は、夏に気温と湿度が南の方よりも比較的低いという気候的特性を活かしています。葉面に特別な酵素を散布することで、大根を健康に育て、病気になりにくい、害虫が近寄り難い作物を作ることで、臨機的な防除に限った農薬散布で済んでいます。そんなこともあり農薬を慣行の50%以下に抑えた栽培を行っています。”
「農業についてどんな思いをお持ちですか?」
地域循環型の農業をおこなうことで、地域を活性化させていくことを進めるためには、安全は当り前で、いかに消費者に安心を与えるかを考えています。安心には「食の安心」に加え、北海道が安定的な 食料基地となり、食料自給を高める安心も含めて考えています。 そのためには、今以上に生産性を上げ、もっと信頼される産地作りをしなければならないと思っています。大規模栽培による、数量的な安定、信頼感だけではなく、土作りや葉面散布を始めとする農業技術を会得し硝酸体が少ないおいしい大根作りにも力を入れていくことで、信頼や信用を得るようにしていきます。
天候面や環境面で今後ますます、農業を取り巻く環境は厳しさを増すと思いますが、食糧基地としての責任と、地域を守る責任をもって、産業としての農業に取り組んでいきます。
次回は、中川代表の農産物加工の取り組みについてです。
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