こんにちは。かかしひろとです。
6月21日に平取での組合員産地交流会にかかしも参加してきました。それにしても丁度これから美味しくなる時期にいけて幸せを感じました。今回は「桃太郎」の話をすこし。
”ニシパの恋人”平取トマトはコープさっぽろ宅配では明確に「桃太郎」と表示して販売しています。「桃太郎」という名はご存知の方も多いかと思います。トマトの品種の一つで今や大玉トマトの代名詞のようになっています。正しくは、タキイ種苗が販売する桃太郎系品種の総称として使われています。「桃太郎トマト」は桃から生まれたのではなくタキイ種苗の育種開発で生まれたトマトです。
「桃太郎」の名前の由来は、桃のように甘い生食用のピンクトマトという意味。また、童話の桃太郎のイメージに重ねて、子どもたちに食べてもらえるよう願いをこめて名付けられたという説。タキイ種苗株式会社のタキイ会長のお孫さんの名前である「太郎」と桃色系トマトを意味する「桃」をあわせて桃太郎になったという説もあります。
1981年(昭和56年)に、10年の歳月をかけて10種類以上のトマトの交配をくり返して育種された品種です。桃太郎はタキイ種苗の大玉トマトの総称で、実は色々な品種があります。元祖”桃太郎”を筆頭に、ハウス桃太郎、桃太郎J、桃太郎8、桃太郎T-93、桃太郎ヨーク、桃太郎ファイト、桃太郎コルトなどです。。。。。。。。。。。ウルトラの父がいて、母がいて、ウルトラマン一族みたいですね。。。。。。。。。。。。。。。。。JA平取町の栽培基準では元祖”桃太郎”、ハウス桃太郎、桃太郎8、の3品種のみの栽培を指定しています。かつ共同育苗センターでその苗を育てて生産者に配布していますので、私たちが食べた、食べる桃太郎はこのうちのどれかだということになります。
1981年にデビューした桃太郎トマトの特徴は
①消費者から見て、ピンク系の外観は見た目がよく、甘味があること。
②果肉もしっかりしていることと、日持ちがすること。(果肉が出来上がったやや青めの段階で収穫でき、その後に催色することで遠距離、長時間の輸送が可能になった)
③生産者にとっては、施設栽培、交配方法、などの生産技術が進歩した結果もあり、作り やすいということで大ヒットとなりました。全国的にはそれまで野菜での売上1位だった胡瓜を追い抜き、大玉トマトが王座につきました。
「桃太郎だったら、誰がどんな時期に、どんな作り方をしても美味しいのか」という質問がよく来ますが、答えに当惑してしまいます。「良い素性の遺伝子を持った品種を、適した環境で、適切な栽培技術で育てる」につきますよね。生産者は、毎日トマトの樹の状態を観察しながら、温度・湿度・換気・潅水等を調整しています。気を緩めることはできません。”夜寝ていても起きていて”天候などの急変に備えているのです。場合によっては、ほんの一瞬で美味しいトマトが出来なくなってしまう・・・ということもあり得るのです。
トマトは昼夜の温度差がある程度大きくないと、栄養分が果実に蓄えられず、美味しいトマトになりません。北海道の通常のハウス栽培では6月下旬から7月中下旬の時期は気温や太陽の日照のバランスがトマトの味にとってはちょうど良いのです。「北海道では他の時期のトマトは美味しくないの。。。?」という質問が来そうです。そんなことはありません。8月に出る露地トマトは酸味も甘みもあるでしょうし、10月からの夜温が下がった時期のトマトも味わいがあります。冷夏の時と猛暑の時も異なります。8月の真夏だって標高の高い山の上ならもちろん美味しい確率が高いのです。糸屋部会長は「トマトは1個1個そだった環境と履歴が違うのですべて同じ味にはならないのです」といいます。奥が深い言葉です。
とはいっても、平取の桃太郎トマトの旬はいつかと問われたら、今がおいしいお薦めの旬!と答えます。
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