(斉藤会長談)
平成7年の秋です。当社四万十工場長、
下元勘正に私は相談をかけました。農薬問題
はまだそんなに声高に叫ばれてはいなかった
のですが、国産農産物からも、時々無登録農
薬の問題が起こりつつあった頃でしょうか。
「有機栽培、無農薬は高知県の様に台風の
賑やかな所では難しい。生姜栽培は、農家に
とって経済行為の最たるものであり、無農薬
栽培の規制に縛られて生姜を犠牲にする経
営を農家に強いるべきではない。とりあえず
志のある者に呼びかけて、わずかの人数で
よいから、意識向上の学習を重ねながら取り
組みを図りたい。意のある生産者に呼びかけ
よう」
(下元工場長:コープさっぽろ産直交流集会
では適正農業規範=生産工程管理の先進
産地として事例発表を行っていただくなど、
コープさっぽろの産直産地のリーダー役でも
あります。)
(高知県庁職員の現地調査)
生姜の栽培指導にかけては、西の下元、東
の○○といわれた当社の四万十工場長は、
私の期待以上の反応を示してくれました。
「僕はこんな仕事がしたかったのだ…」と。
平成8年、わずかな人数で栽培研修を重ね
ながら、高知県8割減農薬の認証を受けた
生姜が生まれました。
この生姜の最初の納入先がコープさっぽろ様
とちばコープ様です。それ以前にもコープさっ
ぽろ様には、生協の規制農薬、管理農薬を排
除した栽培に取り組んだ生姜をお納めしてき
ました。
輸入生姜や、黄色い国産生姜に見向きもせ
ず、意固地なまでに在来種の国産にこだわっ
た㈱あさのの生姜の何十年を支えてくれたの
は、コープさっぽろと組合員の皆様のご信頼と
ご支持によるものであり、感謝いたします。
(左が 株 あさのの斉藤会長:頑固ですが
熱意のある方です。)
(店舗バイヤー時代、価格の安い色々な産地
の生姜の商談が舞い込んできました。いつも
それをめぐって斉藤会長が電話でですよ、30
分も1時間も熱心にお話しされるのです。議論
・協議しつつも結局高知産を選択していました。
減農薬栽培生姜=現在の特別栽培=の開発
命令が店舗商品部時代、当時の農産部長から
出されました。かかしも斉藤会長とご一緒に高
知県庁農政部を訪問してお話を伺ったことなど
思い出してしまいました。今、時を経て改めて
聞いていてもジーンとくるお話でした。)
続く
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