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埼玉産直センター物語 第16話 生協の公開監査をうける

こんにちは。かかしひろとです。

埼玉産直センター物語 第16話

生協組合員の公開監査を受ける

 2002年8月26日、埼玉産直センター

は「2002年度 第15回定例研修会及び

公開監査」を開催しました。

250名を超える埼玉産直センターほぼ全

員の生産者、農業研究者やジャーナリスト、各界の有

識者、さらに各生協の組合員さんら、総勢400名が

参加。もちろん、コープさっぽろの組合員

さんの代表と、私かかしひろとも参加しま

した。

Photo_23
(データの入力作業は基本の仕事)

 結果的には、この時の生協組合員の「公

開監査」が次なるステップに進む契機の

ひとつとなったようです。
Photo_24
(個人を特定し生産情報を提供する仕組み)

 農業生産等の監査を公開する事は、国

内でも異例です。首都圏のある生協が全

国の産直産地を監査する取組みを始めた

ことのひとつとして行われたと記憶していま

す。現在でもこの試みは注目を集めてい

ます。

 当時の状況はアジアの大国から日本に

輸入された生鮮野菜が、流通段階で国内

産にすり替わっている?

などという「産地偽装」の懸念や噂がとりざ

たされているときでした。

Photo_25

(帳票の説明)

 そういう点では埼玉産直センターの生

産者が生産した作物はそれこそ「埼玉産」

なのです。

「性善説」でいうとそれでOKだったのです。

 ですが、ここで強く識者から指摘された

のは、第三者が見ても埼玉産直センター

の商品であることを示せる具体的な証拠

による証明のことでした。

 中には悪いことをする人がいるかもしれ

ないという「性悪説」の考え方をこのとき学

習することになります。

Photo_26
(管理者カードのファイル保管)

 公開監査では、その産地の取り組みの

到達点を明らかにし、見直すべき点があ

る場合には、今後の課題として改善作業

を進めます。こうした生協組合員

と産地との共同作業によって、「安心・安

全の仕組みづくり」は「これで良い」という

ことはなく見直されていくのです。

 「生産からお届けまでの、流通履歴(トレ

ーサビリティ)の管理システムをもっと整

備しなければならない。」

 この場に産直センターの全生産者が

参集していたのですから認識の統一も

早いものです。


 埼玉産直センターは、この公開監査を契

機とし、信頼されるにふさわしい産地とし

てのさらなる一歩を踏み出しました。

 まずは、トレーサビリティシステムの充

実に力を注ぎました。

 土づくりの指導、土壌検査、残留農薬

検査、栽培日誌の管理、肥料・苗の供給、

パック作業、出荷と、圃場検査に始まり集

荷、出荷まで一貫して管理することで、埼

玉産直センターの作物全て、誰がいつ、ど

のようにして栽培したかが、明確にわかる

ように仕組みを整えていきました。

 さらに、いつでも誰でも、パソコンや携帯

電話などの端末機を使って、生産履歴に

アクセスすることができる「ユビキタス」の

運用実証実験もコープさっぽろと協同で

行なうこともしました。

 この点では歩みを止めずに、着実に邁進

している埼玉産直センターです。

続く

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コメント: 2

KAZU! 2008年4月21日 05:26

かかし ひろとさん!お早う御座います!ご無沙汰致して居ります!!凄い事に成りましたよね!でもこれは日本の産地呼称制度の質の問題だと想います!
フランスのAOCの様に国レベルでしっかりと基準を作り(勿論、現場優先で、又、有知識者では無く日本の場合は子供を入れては?)生産者が自信を持ち又、消費者も安心出きる、システムを作らなくては成りませんね!日本の政府は全てが後手で業者任せ、これが
一番悪いですよね!安心と安全には代償が付くと云う事をもっと消費者にも認識して貰う事ですね!その為にもコープさっぽろの取り組みはとても大事ですね!

かかしひろと 2008年4月21日 09:05

KAZU!さんおはようございます。日本は原材料を輸入して製品を製造する加工立国。そうしなければ生きていけないと考える思想が優位だったんでしょうね。
 加工商品は昔、台湾の梅でも和歌山で加工すれば和歌山産、ワインも少しでも国内産が入っていれば国産ワインでした。
 青果物は原産地表示が法律で決められています。また検査技術の進歩があり、玉葱、干椎茸などは「科学捜査班」の微量要素の分析で原産地を特定することもあり、偽装は摘発されるようになりました。

 加工商品の主原料に原産国の表示を求めるのは、消費者の求めでもあるし、原料素材を生産する国内生産者を支援することになります。

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