こんにちは。かかしひろとです。
今回は埼玉県北部に伝わる冬の郷土料理
「煮ぼうとう」についてお伝えしましょう。
1月23日。埼玉に雪が降った日。埼玉の郷土
料理「煮ぼうとうを」をいただく機会がありました。
「ほうとう」というと山梨が有名で、2007年に
農林水産省が、各地に伝わるふるさとの味の
中から決める「農山漁村の郷土料理百選」の
中の一つに選ばれてもいます。山梨だけでなく
群馬、埼玉でも同様の食文化が継承されてい
ます。
郷土が誇る料理百選 食通じ都市と交流/農水省が最終選考
日本農業新聞 掲載日:07-12-19
深谷の御食事どころ 楓(かえで)の女将さん。
TEL 048-573-7379
にお聞きしました。
地元で採れた素材で作る「ほうとう」は
「地産地消」の郷土料理
「昔からこの地域は米があまりとれなくて、
水田が少ないんです。丘穂といって、小麦が作
られていました。小麦は農林62号という品種で
11月-12月の初冬播きなんです。
地元で採れた小麦を地粉(じこな)といっています。
この地粉で手打ちの幅広うどんを作るんです。
こちらは山梨と違って南瓜が入らないほうとうで
醤油味なんです。」
「野菜が美味しい」1月、2月は「煮ぼう
とうも」も美味しい。野菜から甘みが出
るから砂糖いらず。
美味しい時期を旬と定義すると。旬の野菜を使
っているんです。
こちらでは「煮ぼうとう」。これがおいしいのはや
っぱり1月、2月なんです。この料理は砂糖を
使わないんです。寒さが野菜を甘くするからね。
寒掘り長葱は煮込むと辛さでなく甘味が引き出
されるし、何度もしばれにあたった白菜は煮込む
と繊維がやらかくなりそこからも甘味がでてきち
ゃうんです。野菜から糖分が引き出されるんです。
ほう連草はそのまま入れると甘すぎるのでいった
んお浸しにしてから具材として使用します。それと
寒さがくれた大根の甘味。ほかに、人参、ごぼう
なども入れたりします。
深谷市役所等ではこうした伝統食をきちん
と伝えようと色々な活動をしていますし、地元
の人たちも説明がお上手で、熱意が伝わります。
食べてみると麺は幅広だけど量は少ない。
腰は強くはない。うどんというイメージではない。
野菜が具だくさんでたっぷり入っている。
野菜からこんなに甘みがでるなんて驚き
でした。消化がいい材料ばかりなんで健
康食ともいえます。
以下は「ほうとう」の参考説明
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほうとうと山梨県外
隣接する長野県、静岡県や群馬県および埼玉県
の山梨寄りには類似した醤油味の煮込み麺料理
「おっきりこみ」「煮ぼうとう」などがあり、山梨県同
様に近代に養蚕業が発達したこれら地域では広範
な平打ち麺文化が形成されている。
略
おっ切りこみは、群馬県のほぼ全域で食されてい
る、家庭料理の呼び名のひとつで、伊勢崎地域を
挟んで東側では、「煮ぼうと」または「煮ぼうとう」と
呼ばれ、伊勢崎以西ではおっ切り込みと呼ばれる
。
地域によって多少の差はあるが、小麦粉で作っ
た幅広の麺(ひもかわうどん、またはほうとう、き
しめんに類似)を生麺のまま(ゆで上げず、手粉の
付いたまま)、味噌または醤油ベースのつゆで煮込
んだものであり。
略
根菜類など季節の野菜を切って具にする。一般の
煮込みうどん等に比べ濃厚な独特の味わいがある
。麺と具を「切って」つゆで「煮込む」ことから、もしく
は「切り入れる」という意味の「切り込む」から自然
発生したネーミングであるが、撥音による強調表現
が好んで用いられる群馬県地域の上州弁の特性
から、「おっ」という接頭語が付いたと見られている
。
北関東は養蚕の普及で田地の集約化が
進み、裏作の小麦生産が盛んな地域で、うどんを
はじめ粉食料理を常食する文化が根付いていた。
現在でも桐生市周辺などでは干しうどんの生産が
非常に盛んである。
日常食としての「ほうとう」は麺よりも野菜の量が
多く、対して小麦粉を消費する「うどん」は特別な日
(モノビ)や来客時に振舞われる贅沢な料理である
と意識されており、両者の区別は明確であった。
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