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農業賞現地審査同行記 知内町法連草生産組合 夏に山脊吹く冷涼気候

知内町は北海道渡島半島の南端、松前に向かって函館から車
で約1時間ほどの、津軽海峡を望む自然豊な町です。知内の夏の
法連草栽培の特徴は、比較的冷涼な気温にあります。法連草は
暑さに弱い寒いところが原産地の品種なんです。その良さを生
かしているんですね。

また法連草の個包装から出荷日、生産者、圃場NO、生産履歴
まで追跡できるトレーサビリティシステムを確立しています。

こんにちは。 かかしひろとです。
  

今日は前日の知内町ニラ生産組合に続きまして知内町ほうれん
草生産組合のご紹介を行います。知内の法
連草栽培の秘密は、夏には比較的風のある海洋性の気候と「
やませ」にあります。「やませ」とは初夏から夏の時期に、オホ
ーツク海気団より吹く冷涼な北東風または東風のことです。

知内町ほうれん草生産組合
大嶋 貢 組合長(大嶋組合長はJA新はこだての監事を兼ねています)
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①知内町ほうれん草生産組合は設立19年日本一の高品質生産を
 目指し取り組んでおります。各試験の実施及び先進技術の導入と
 組合員間の情報の共有など一丸となり取組したことにより知内町
 産地が形成されています。

②生産者の弛まぬ努力と、施設のオートメーション化によって、クオリ
 ティの高い産物を育んでいる農業をこの機会に消費者の皆様にも
 知っていただければと思い応募致しました。

③組合ではプロジェクトチーム(技術指導機関)とオリーブ会(意見
 交換会)を発足させており、プロジェクトチームでは技術指導・栽
 培勉強会の開催により、組合員間の栽培技術の底上げを図ると
 ともに情報公開を行い高品質生産へつなげており、オリーブ会で
 は作業現場からの生の意見を聞き問題点を各生産者間の座談
 形式の中から解決策を見出して作業効率を高めています。

④町内及び近隣町の畜産農家より牛糞を購入し稲ワラ、籾穀と併合
 し、好気性微生物の活動を活発にする事により病原菌、雑草を
 抑制した完熟堆肥土壌診断結果のもと基肥として施用する事で
 作物の根の張りを良くし、また、土壌排水性の向上を諮り高品質
 ・収量確保に繋げております。


⑤品種・圃場番号・施肥農薬散布月日等が主な内容となっています。

⑥栽培に関する情報開示と致しましては消費者の手に渡った後の
 個別包装段階におけるトレーサビリティとして、FGに生産者番号
 の明記、及び生産者の名前の明記を行っています。

⑦生産者が青果物出荷伝票に出荷圃場番号を記入しているので
 “いつ”“誰が”“どの圃場で”といった産地責任である情報開示に
 即対応出来る産地形成を整えております。

⑧硝酸態窒素による地下水の汚染対策として、土壌診断に基づく
 適正な施肥量に努めております。

⑨農薬の空き容器についていはリサイクル業者により適切に処理
 されており、今後は更に廃棄ビニール等のリサイクル化に取り組
 み方向で検討しております。

⑩平成11年から毎年、地元の中学生・高校生を体験学習として受
 入れ、生産から流通を学ぶと共に共同作業を通じ社会人としての
 基本的なマナー、職業観の育成を目的としたインターンシップを
 実施しております。

⑪今年の計画としては、生産者の指導により、実際に定植から収穫
 までを体験する農業 習を検討しております。

⑫年々着実な生産量増大は、家族労働に留まらず町内外における
 雇用の場の拡大に繋がり、パートを含む農業従事者人口は町内
 農家人口の3倍を超え、知内町の重要な産業として位置付けされ
 ております

⑬ハウス施設の拡充を図るとともに、規模拡大に伴う労力軽減策
 として部分的作業(刈り取り後の調整作業)の共同化や第三者へ
 の委託を計画しています。
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⑭また、新たなトレーサビリティへの取り組みとして、栽培履歴のPDF
 方式によるデータ化、FGに生産者番号と生産者の名前をつけるこ
 とで誰が作ったのかを知れる“顔の見える野菜”作りを目指します。

⑮知内のほうれん草栽培は土作りに基本を置き、施肥勉強会を
 開催し得た知識を活用し良質土壌作りへつなげると共に品質
 管理に最も必要とされる水管理の徹底により夏場メインとなる
 出荷においても高品質生産が可能となっています。
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⑯ほうれん草は日本の食に不可欠な存在と考えています。今ま
 での野菜は生産現場や生産者がみえないのが当たり前でしたが、
 これからはネットワーク社会です。IT技術をフルに活用し『生産地から
 消費地』の距離を縮める情報の提供を行うことが出来ると思います。

⑰新たなトレーサビリティへの取り組みとして、FGに生産者番号と
 生産者の名前をつけることで誰が作ったのかを知れる“顔の見
 える野菜”作りを していますので、責任の重さを感じると共にや
 りがいも感じております。
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続く
 
農業賞現地審査シリーズ  明日はJA平取町”ニシパの恋人”
平取トマトです。

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