- 2007年9月15日 06:00
- 働くかかし。
千歳の「はるか農園」を後にし、晴天の内浦湾を望みながら、
途中休憩・昼食を挟んで、函館方面に向かっています…。
バスの中のゆれが気持ちよく、ウトウトとしだした頃、
窓から駒ヶ岳が大きく見えてきました。
こんにちは。かかしまさひこです。
本日2番目の審査農場は、ここは大沼国定公園にほど近い恵まれた
環境の中で「おししい牛肉づくり」に取り組んでいる(有)大沼肉牛ファームです。
(有)大沼肉牛ファームは、明治26年小澤牧場として酪農を営んできましたが、
現在の経営者(4代目)から肉牛生産に転換。
現在370ヘクタールの経営面積で約7100頭の肉牛の肥育による生産をしております。
北海道の肉牛飼養農家で規模は、トップクラスであるというだけあって、とにかく大きい。
牛舎だけでも地域内に20もあり、出荷頭数も年間5700頭(1日に換算すると16頭平均)
もあります。
バスから降りて経営者の小澤さんより説明されたが、
体格もがっちりしてとても63歳には見えないエネルギッシュな方です。
経営者 小澤嘉徳氏
牛舎を見たところ先ず気づいたのは、
人が通る床は衛生管理を強化するため全てコンクリートにしていること、
牛舎内に独特の臭いとハエが見当たらなく、
何よりも牛がきれいな(糞などに覆われていない)ことです。
(審査員の皆さんも一様に鼻をフンッ、フンッ!「臭わないわねー」)
牛舎はきれいで臭いがない
これは、牛舎内の風通しがいいこと、雨水等が入ってこないなどの設計となっていること、そして牛の水飲み装置も舎外にあり、
良くありがちなジメジメした環境になっていないことによるものと思われます。
また牛の病気やストレスに留意し、牛舎内の仕切り(1パドック)には、
出荷するまで同じメンツの牛が一定頭数(13頭)飼育されているなど、
随所に小澤さんの工夫が感じられます。
説明している中でも興味深かったのでは、あえて大衆牛肉生産に徹したことです。
松坂牛、神戸牛、北海道では白老牛などいわゆる「高級牛肉」と言えば、
黒毛和種ですが、大沼肉牛ファームでは、
ホルスタイン種と交雑種(ホルスタイン♀×黒毛和種♂)で生産しています。
それは、アメリカ産牛肉(赤肉が中心)などの輸入牛肉と競合するといわれているが、
小澤さんは、「アメリカの牛肉は固くて日本人の口に合わないと直感したこと、
ホルスタインは仕入れ(生後半年後くらい)コストが安く、ある程度ロットを持っていれば、
多くの消費者に食べてもらえる」と考えたからです。
そのため、63年の牛肉の輸入自由化の際にも、経営規模を拡大し、
消費者等に生産現場の実態を見てもらうことで、
生産に関する知識の啓発や交流に努力されてきたそうです。
(本当はここの牛肉を食べたかったのですけれども…)
うれしいじゃありませんか!! もっともっと国産の牛肉を食べましょう!
(。・_・。)ノ (それでも…、安月給の私の口には中々入りませんが…)
次回は安全な牛肉の生産を目指したこだわりについてお話します。
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