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生協の産直品”ニシパの恋人”平取トマト 第24話 生態系の保全 マルハナバチ逃亡防止の取組み

「リーダーたちの危機管理」(21話)では「もう昔の栽培には戻れない」
「一つ一つホルモン処理を行い、今の半分しか栽培できないのでは食
べていけない。経営がやっていけない」ということで「セイヨウオオマル
ハナバチ」を利用したトマト栽培を行うという決断を行いました。

このことは一方で「セイヨウオオマルハナバチ」が逃亡し生態系を乱す
ようなことに対していかに対策を講じるかということになり、これは
GAP「適正農業規範」の取組みになりました。

こんにちは。 かかしひろとです。


今日は少し難しいかもしれませんがトマト部会の
「セイヨウオオマルハナバチ逃亡防止対策」の取組み
等についてご紹介します。

在来マルハナバチ捕獲調査

2007/4/24(火)
「国立環境研究所より打診があり、エゾオオマルハナバチの実用化
に向けて捕獲調査が始まった。我が部会としては場所の提供とJA
職員が巣箱の設置協力をしている。」

Img_458066_4251668_2_thumb
「我が家の庭先にこんな場所があって青果課のMONMAくん、
枝が邪魔で怒ってる!Y課長もフィールドワークが好きそうだ。」
「お姉さんは環境研の国武さん」「愛知県農業総合試験場から
小出主任研究員が来られていた。」

「このような捕獲用の巣箱を10箇所ほど設置し、10月頃までこの
ままにしておくらしい。我が家のほかにも設置し、合計100個くらい
になるはずです。
結果が楽しみです。」


2007/4/24エゾオオマルハナバチの受粉
http://blogs.yahoo.co.jp/itoya209/4255828.html

「去年在来のマルハナバチが我が家のハウスに侵入して俺の許可無く
受粉作業をしていたスクープ映像があるので、続けてアップしよう。」
参考のため以前アップしたセイヨウの動画はこちら


http://blogs.yahoo.co.jp/itoya209/2327650.html


「デジカメ動画なので見づらいが、間違いなくこれはエゾです。
セイヨウが在来を駆逐どころか年々エゾマルが増えている
ような気がするのはオレだけか??なぜ商品化されないのか
を講習のときハチの先生(メーカーの人?)に聞いた気がします。
適応温度の範囲が不適だったか・・?いずれにしてもほんとは
エゾみたいなハチで商品になるなら、外来種云々の問題は
おこらないですもんね今回の環境研の調査はエゾマル実用化に
向けての調査なので、脈ありと期待するところです しかし、
“外来種”のセクターはクリア出来たとしても他の問題が浮上するでしょう。
今度は駆逐ではなく増殖のための乱獲、コストの問題、
もし網を張らなくなれば予期せぬ異常繁殖とか??
どっちにしても環境負荷を掛けぬ農業を求められます。」



全町一斉にマルハナバチの捕獲作業
2007/5/29
「全部会員を召集し、各支部ごとに集結 写真は私が所属する
支部の面々ですが写っていない人も含めて30名ほど2手
に分かれて1時間ほど歩き回りました。」
Img_232037_7792773_1
「セイヨウはあまり見つかって欲しくないが、
ヒトの習性は不思議なもので、何とか見つけてやろうと
闘志に燃えるものなのです。捕獲できたセイヨウはたった1匹、
対してエゾオオマルハナバチの女王とおぼしき固体は20匹オーバー!」
Img_232037_7792773_3

「何だか去年あたりからエゾマルが増えたなーって
思っていたが、こうして調査をしてみると実証できます。
エゾは勿論リリースしてあげました。

ほかの地区で10数匹のセイヨウが見つかった場所でも
その倍以上のエゾを捕獲・目視したそうだ。」

「農家の取り組みが功を奏してエゾが増えたのか、
生態系のサイクルみたいなものがそうなっていたのか
詳しい事は専門家に聞いてみなきゃ判らんが、
良い傾向なのは間違いないだろう。」

(Y課長)「先日の捕獲活動はセイヨウ41匹、在来131匹で
エゾオオマルの多さに驚かされます。
何か西洋VS日本で凌ぎあってるのではないでしょうか?
捕獲したセイヨウは環境研に送り、女王等の判別をお願いしてます。」

マルハナバチ・正しいネットの張り方
2007/7/1
Img_911138_11313613_0_thumb

ハウスの出入り口はネットを2重張りしなければいけません。
詳しくはこちら↓
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/27EC9669-97A1-4943-96F7-6696B6747E3B/1004685/maruhanaanzennariyounousuisyojigyo.pdf


”松永和紀”さんの紹介とともに 
「実際に食料を生産して消費者にお届けする我々農業者こそが
多角的視野から“食”と“農”を見つめ、さまざまな事柄に振り回
される事無く真実を発信する役割も担っているの
ではないかとつくづく思う。」

マルハナネット展張査察団
2007/7/11
「各トマト農家を対象にネットの展張状態をチェック、
指導するため自主査察を実施しました。
5つのチームを作り、メンバーはJA職員や
マルハナバチ取り扱い業者、(普及センターも居たのかな?)
サイドの張り方などについて指導して下さいました。」



Img_911138_12621079_0_thumb

「私たちにとってマルハナバチは飼養しているのではなく
利用しているのです。基本的なスタンスがずれた状態での
法整備では予期せぬトラブルを起こしかねない。

勿論、現場からの意見は積極的に発信していくつもりだが、
その前に現在のルールをしっかり履行した上での話 
部会員にもしっかりと啓蒙しなければならない。」
「しっかりと自己啓発できる組織作りに取り組まなければい
けませんね。GAPの考えを実践してみた第1弾として成功と評価したい。」


次回 都会から来た就農者



*参考 セイヨウオオマルハナバチに関する松永和紀さんの著作は
 「踊る食の安全」農薬から見える日本の食卓 家の光協会など。

*参考 「外来バチ最前線」 北海道新聞の記事。
2007/7/31「分布拡大」
2007/8/1 「農業利用」 平取の取り組みが紹介
2007/8/2 「市民参加」


*このブログに使用している写真等は
JA平取町、および
平取町野菜生産振興会トマト・胡瓜部会の糸屋新一郎部会長
の協力を得て作成しています。

http://www.nishipa.or.jp/
http://blogs.yahoo.co.jp/itoya209/

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