さてさて「トレーサビリティ」 ウーン横文字ですが英語を
話せない私が簡単に解説しちゃいます。
足跡をたどるという意味の「トレース(Trace)」と、できる
ことという意味の「アビリティ(ability)」を合成した言葉で、
日本語では「追跡可能性」などと訳され、コープさっぽろ
では「食品履歴情報追跡」と言っています。
こんにちは。 かかし ひろとです。
きょうはトレーサビリティのお話です。
トレーサビリティとは商品の原材料の出所や製造元から販売先まで
の生産流通の記録を記帳、保管し、食品とその情報を追跡できるこ
とを指します。このトレーサビリティのシステムが整備されると、食品
に問題が生じた時の原因究明やスピーディな商品回収が実現し、
消費者の皆様にさらなる安心をご提供できるようになります。
日本では平成13年9月に発生したBSE(牛海綿状脳症)の問題で、農・
畜・水産物などの産地偽装や輸入原材料への消費者の関心が高まり、
食品流通の不透明な状況に消費者は大きな不安を抱きました。
コープさっぽろでは、すでにいくつかの商品の、トレーサビリティ情報を
ホームページで検索できるようにしており、今後も対象商品が順次に増
えていく予定です。
今年の冬にあった事例です。ある関東の産地の苺が北陸のある県の
保健所の残留農薬検査で違反事例として公表されてしまいました。
その検査結果は「誰の」という発表をしなかったものですから「一人の出荷
停止だけではなくその産地の全生産者の苺がしばらく出荷できなくなる」
など大きな混乱と大きな経済的損失をもたらしました。
万が一こうした事故が起こったときに「誰の苺、誰のトマト」かを追跡すべく
しくみがなければ大変な事態になるのです。
従来のトマトの共同選果は選果場までは個人がわかるのですが選果場
を出たときには誰のかの区別がつきませんでした。秀・優・良・並の等級と
各サイズがあって仕組みを変えるのは容易なことではありませんでした。
生産者が個々に包装して農協共選に持ち込むのとは難易度が異なります。
さて本題に入ります。ここからは糸屋部会長の説明です。
平取トマト部会では今年からトレーサビリティ向上のための新たな
取組を開始しました。消費者の皆様に届いたトマトを誰が生産した
か追跡するための言わばナンバリング装置です。
通常は暗号化された数字の羅列ですが、万が一の事故に備えた
リスク管理です。
選果機の新兵器 「スマイル ジェット」を導入しました。
何のことはない、箱に番号を打つ装置なのですがトレーサビリティ
のために産地として絶対必要なものと判断し、0000万円以上か
けて全選果レーンに装備しました。
このように暗号化された数字がダンボール箱に印字されます。
(日付は暗号解読防止のため消しました)
なぜ暗号にするの? はい、それは小売段階で
混乱を避けるための配慮です。
有事の際明確に出来れば良いのですから。
この番号を次のデータに照らし合わせると
その箱に入っているトマトはどの生産者が
出荷したものかが分かります。
今の時代、当然だろ!って言われそうですが、
一日2万ケースものトマトをトレースバックするには
かなりの技術とお金を要するのです。
これである程度の“安心”は担保出来ると思うが、
何せ始まったばかりなのでトラブル無しに稼動し
てくれればと願うばかりです。
平取のこうした取組には生協の組合員でなくとも
全国の消費者が熱いエールを送ってくれると思います。
続く
次回はトマト栽培の先駆者たちです
*このブログに使用している写真等はJA平取町、および
平取町野菜生産振興会トマト・胡瓜部会の糸屋新一郎部会長
の協力を得て作成しています。
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