「自根の秘密 接ぎ木との違い」
こんにちは。 かかしひろとです
平取では、一般的な「接ぎ木」をせずに「自根」のまま栽培しています。
自根(じこん)とはその字のごとく、自分自身の根っこのこと。
食味の良いトマトを結実させるには、接木をせずに
自根のまま育てるのが一番と考えました。
トマトの苗は、耐病性のある台木に、
本体の穂木を接いだ「接木」で栽培されるのが一般的です。
接木苗は病気だけでなく、害虫にも強く、
実生苗よりも成長や結実が早いのがその理由なんですね。
平取では、一般的な「接ぎ木」をせずに「自根」のまま栽培しています。
自根(じこん)とはその字のごとく、自分自身の根っこのこと。
正真正銘自分の足で立っているんです。
せっかく味の良いタイプの品種を選んでいるのに、根っこが違う品種
だったら、その品種の最大の特徴が生かしきれないですよね。
それでは本末転倒。
食味の良いトマトを結実させるには、
接木をせずに自根のまま育てるのが一番と考えました。
一言で自根で育てるといっても、大変な栽培技術と細かな心遣いが
必要なんです。
生産者さん達の、「どんな困難にもめげず、旨いトマトを作る」という
確固たる強いこだわりが感じられませんか?
「品種」にこだわり「自根」にもこだわるんですから。
JA平取町では共同の育苗ハウス施設を保有し、
まだ雪のある1月、2月から育苗の仕事をはじめているんですよ。
ここでは生産部会が決めた品種だけを「自根」で大量に育苗し、
芽出しの揃った苗を生産者に供給しています。
定植前に生産者の皆様に過度な労力を負担させない配慮でもあるんですね。
生産者別に「元祖桃太郎」が幾つ。
「ハウス桃太郎」が幾つ。
「桃太郎エイト」が幾つという苗の引き渡しの記録が残りますので、
①栽培品種別
②定植作型別
の生産計画がたちどころに集計されるんですね。
3品種に絞った栽培(試験用を除いては)の証明は
共同育苗施設というところで担保されているんです。
余談になりますが、
その昔の野菜の売り上げのNO1は胡瓜だったんですよ。
今では大玉トマトにすっかりとって変わられましたけど。
その理由は食生活の変化(漬物を漬けなくなった)を別にすると、
胡瓜は見た目の色の濃さ、作りやすさ、いぼのなさ、
店頭での棚モチの良さを重視して品種改良がされてきたんですね。
胡瓜はどんな品種を栽培してもただ「胡瓜」として販売されているような。
食味についてのこだわりがトマトに比べるとかけていたような気がします。
長い期間でみてみると消費は激減してしまっているんですよ。
胡瓜に対してトマトは「味の良いトマト」という消費者のニーズと、
それに応えた栽培の大きな潮流があったことで
今日の野菜における王位の座があるという理解をされても
いいかなと思っています。
次回は 見てきちゃいました! 糸屋部会長の畑 です
*このブログに使用している写真等はJA平取町、および
平取町野菜生産振興会トマト・胡瓜部会の糸屋新一郎部会長
の協力を得て作成しています。
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