- 2009年11月25日 11:04
- 地球の未来を考えよう
2012
アメリカのフリーウェイの看板で良く見かけたこの4つの数字。
映画のタイトルです。マヤ暦では2012年に何か大きなことが起きると言われてきましたが、それをハリウッド流に解釈して映画にしたものです。本当に、2012年に地球が滅びるのであれば(新しい世界が来る)あと2年しかないです!!!
さて、そんな2012に関係はないのですが、「残された時間」という刺激的なご著書を東京大学の山本良一教授から送っていただきました。
山本教授はコープさっぽろが北海学園で行ってきた公開講座でもスピーチをされた方です。
温暖化に関して日本政府のリーダーシップを早くから提案し、これまでにもベストセラーになった「1秒の世界」はじめ、様々な著書をお出しになられています。今年の夏に、札幌にお見えになったときにお話する機会がありましたが、そのときにも「北海道は今後の勝ち組になる」とおっしゃられていたのが印象的でした。
山本教授が舵取りをされて毎年、箱根で開催されている環境ビジネス勉強会にも、私もこの夏呼んでいただき参加したのですが、長身の山本教授はかなりの名物教授のようです。勉強会では発表者に、独特の調子でズバズバと切り込んでいくのですが、まさに行動する科学者といった感じです。
今回のこの著書は、シリーズ第3作目で、タイトルは「2℃ Point of No Return 残された時間ー温暖化地獄は回避できるのか」と刺激的です。カバーには大きな文字で「できる!CО、25%削減。ポイントオブノーリターン(引き返せない)まであと20年」とあります。
各国のグリーン・ニューディールと低炭素革命について、また日本企業の事例もあり、2009年に入ってから急速に変わる温暖化問題の政治的な側面にも焦点を当てています。新聞をよく読んでいない、いまいち把握仕切れていない、といった方には、最適な内容です。これ一冊読めば、ここ最近の大方の動きが理解できますから。
2009年になって、世界の温室効果ガスの濃度は以前より濃くなっているというニュースが出ていましたが、今から20年後の世界はどうなっているのでしょう?
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