- 2008年2月 7日 02:00
- 産地訪問日記
日本の裏側に位置するチリに訪問してはや5ヶ月。
飛行機に乗っているだけで片道20時間+国内乗り継ぎして何だかんだで1週間かけて訪問した産地視察も、文章にして5回目で終了・・・早いものです。
細かい事を伝えるならば、50ページの資料にもできますが、ブログで端的に伝えるのって難しいですね~。
ただ見てきたのではなく、商品として販売されていますので、最終回の今回は、製品になるまでを伝えていきます。
ここはサーモンを加工している工場。海岸沿いにありますが、サーモンを育てている場所からだいたい車で2時間以上はなれています。ここまでサーモンを移動させるには、船で近くまで生きた状態で移動させ、工場の目の前にある生簀にいれられます。
↑写真の中央にあるのが生簀。この生簀と工場は、パイプで繋がっています。
ポンプから工場へ運ばれてきたサーモンは、元気いっぱい跳ねていますが、ここから30分かけて水温を下げ、サーモンを仮死状態にもっていきます。
(なんだかんだこの後続きますが、言いたい事は、仮死状態のまま、活〆にするので、サーモンの身がしまっている事と、サーモンが暴れない事で、乳酸の放出を防いでいる事が、臭みがほとんどなく、歯ごたえのあるサーモンができあがるのです)
↑刺身工場のようす。こまっ茶が見たノルウェーは少ない正社員で加工していますが、チリは、パート従業員が他の工場も合わせて700人が働いています。それぞれが、その場から動かず、2メートルおきくらいに、必ず品質チェックする人がいるので、何重にもチェックされていたのには驚きでした。
チリ産 トラウトサーモン刺身用は、月1~2回発売しています。
(普段はノルウェー産 アトランティックサーモンが売られています)
次回は2月24日に発売。近くのコープでお買い求めいただけます。よそで売っているトラウトサーモンと食べ比べてみるのもよいでしょう。
ちなみに、コープのお店で売っている、トラウトスモークサーモンも同じサーモンでつくられています。ひなまつりにどうぞ。
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